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鎌倉の女ひとり旅ガイド:日帰り・1泊2日のモデルコースとエリア別おすすめ

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「ちょっと旅に出たいけれど、飛行機を取るほどでもないし、近場で気分転換できる場所はないかな」と思うこと、ありませんか。

東京から電車で1時間。海も山もお寺も、ちいさな喫茶店もぎゅっと詰まった鎌倉は、週末にふらっと向かえる女ひとり旅の定番。古都の落ち着いた空気と、江ノ電が走る湘南のやわらかさが同じ街に同居しているので、気分に合わせて歩き方を変えられるのが心地よいんです。

この記事では、鎌倉を女ひとりで旅するときに知っておきたい街の魅力、日帰りと1泊2日のモデルコース、エリア別のおすすめスポット、ひとりでも入りやすいグルメ、宿選びのコツをまとめました。

鎌倉がひとり旅にぴったりな理由

鎌倉は、関東のなかでも女ひとり旅と相性のいい街のひとつ。理由は「アクセスが楽」「日帰りで完結する」というだけではありません。

ひとり旅目線で見たときの鎌倉のいいところは、わたしの感覚ではこんな感じです。

  • 東京駅・新宿駅から1時間圏内:JR横須賀線・湘南新宿ライン1本で行けるので、思い立った朝から動ける
  • 女性ひとりの観光客が多い:小町通りでも江ノ電でも、ひとり歩きの女性が珍しくないので浮かない雰囲気
  • 海と山と寺社がコンパクトにまとまる:1日のなかで「お寺で静かに過ごす」「海辺で深呼吸する」が両立する
  • 江ノ電というかわいい移動手段:路面電車のような江ノ電そのものが観光のひとつになる
  • 季節の花が街の表情を変える:紫陽花、桜、紅葉。同じスポットでも訪れる時期で印象が大きく変わる

「自然のなかでぼんやりしたい」「ちいさなお店をのぞいて歩きたい」「でも遠出するほどの時間は取れない」と感じている人にとって、鎌倉はかなり相性のいい街だと思います。

日帰りと1泊、どちらが向くか

鎌倉は日帰りでも十分楽しめますが、ひとり旅として味わいたいなら、ぜひ1泊してみてほしいんです。

日帰りだと、観光のピークタイム(10時〜16時)にぴたっと重なるので、人気スポットはどうしても混みます。1泊にして、夕方以降と朝の静かな時間を取り込めると、観光客の波がひいた鎌倉の素顔に出会えます。

日帰り1泊2日
楽しめるエリア鎌倉駅周辺+長谷 or 北鎌倉のどちらか鎌倉駅周辺+長谷+北鎌倉+江ノ電沿線
混雑の避けやすさ平日推奨。土日は人波の中朝・夕にずらして歩けるので快適
体力詰め込みがちで疲れやすい余白があるのでゆったり
向く人思いつきでさくっと出かけたい鎌倉らしい静かな時間も味わいたい

「とりあえず気軽に行きたい」なら日帰りでも十分。でも「ご褒美の小旅行にしたい」「写真をきれいに撮りたい」と思うなら、1泊のほうがゆったり満たされます。

紫陽花の時期(6月中旬〜下旬)と紅葉の時期(11月下旬〜12月上旬)は、明月院・長谷寺・報国寺などの人気スポットが一気に混みます。落ち着いて回りたい場合は、平日に有給を絡めるか、開門直後の時間帯をねらうのがおすすめです。

おすすめモデルコース:日帰りと1泊2日

鎌倉ひとり旅は、日数によってまわるエリアの組み合わせ方が変わります。地図で見るとちいさく見える鎌倉ですが、坂道とお寺とちいさなお店が密集しているので、欲張ると意外と疲れます。

ここでは、ひとり旅でとくに歩きやすい2つのコースを紹介していきますね。

鎌倉の女ひとり旅で日帰りと1泊2日のモデルコースをイメージできるやわらかなイラスト

日帰りコース:鎌倉駅と長谷を江ノ電でつなぐ

はじめての鎌倉ひとり旅、または週末の半日でぎゅっと楽しみたいときは、鎌倉駅周辺と長谷エリアを江ノ電で結ぶコースがちょうどよい組み合わせです。

  1. :東京駅・新宿駅から JR横須賀線・湘南新宿ラインで鎌倉駅着(9時前後)
  2. 午前:鶴岡八幡宮を参拝してから、小町通りを散歩しつつコーヒー休憩
  3. :鎌倉駅周辺でランチ。お寿司、しらす丼、和カフェのどれかから気分で
  4. 午後:江ノ電に乗って長谷駅へ。長谷寺と高徳院(鎌倉大仏)を巡る
  5. 夕方:江ノ電に乗り直して七里ヶ浜・鎌倉高校前で海を眺めるひととき
  6. :鎌倉駅に戻って軽く夕食 → 東京方面へ

ポイントは、午後に江ノ電を1区間ずつ乗ったりおりたりすること。電車そのものを楽しむのが江ノ電沿線の醍醐味なので、最初から「目的地まで一気に移動する」と決めずに、車窓の海を眺めながらゆるく動くのがおすすめです。

1泊2日コース:北鎌倉・鎌倉駅・長谷・江ノ電を満喫

すこし足を伸ばせるなら、1泊2日でエリアごとにきちんと時間を取るのがおすすめです。

  1. 1日目朝:鎌倉駅着 → 荷物をホテルに預けて、小町通りと鶴岡八幡宮をのんびり散歩
  2. 1日目昼:鎌倉駅周辺でランチ。竹林で有名な報国寺へ足を伸ばして抹茶のひととき
  3. 1日目夕方:早めにホテルへ戻り、夕食は鎌倉野菜のビストロやカウンターのお寿司で
  4. 2日目朝:開門直後の北鎌倉エリアへ。明月院、円覚寺、建長寺の静けさを味わう
  5. 2日目昼:江ノ電に乗って長谷へ。長谷寺、大仏、極楽寺の参拝とランチ
  6. 2日目夕方:鎌倉高校前駅で海と江ノ電の景色を眺めて、鎌倉駅から帰路

このコースなら、鎌倉の3つの異なる顔(鎌倉駅周辺の街歩き、北鎌倉のお寺、江ノ電沿線の海)を、無理なく体験できます。とくに2日目朝の北鎌倉は、観光客が増える前の凛とした空気が広がる時間。1泊にして本当によかったと感じる瞬間だと思います。

江ノ電は紫陽花・紅葉の時期や土日は満員になり、車内に入れないこともあります。長谷から鎌倉駅へ戻るときは、混雑時間帯(15〜17時)を避けて少し早めに動くと快適です。

エリア別おすすめスポット

鎌倉はエリアごとに表情が違うので、自分の気分に合わせて選んでみてください。それぞれのエリアの雰囲気と、ひとりで訪れたいスポットを紹介していきますね。

鎌倉の鶴岡八幡宮や小町通り、長谷の大仏、江ノ電沿線、北鎌倉や報国寺の竹林をやわらかく表現したイラスト

鎌倉駅周辺・小町通り:街歩きと買い物の中心

「鎌倉に来た」気分を満たしてくれるのが、鎌倉駅から鶴岡八幡宮へ続く小町通りと若宮大路エリア。和雑貨、和菓子、カフェがずらっと並んでいて、ひとり歩きでもおもしろい店をのぞきながら時間を忘れて散歩できます。

  • 鶴岡八幡宮:鎌倉のシンボル。境内が広く、奥のほうまで歩くと参拝客の波からも離れられる
  • 小町通り:駅から鶴岡八幡宮へ続く商店街。和スイーツの食べ歩きやお土産探しに
  • 若宮大路(段葛):小町通りと並行して走る参道。段葛と呼ばれる一段高い歩道が春は桜並木に
  • 豊島屋本店:鳩サブレーで知られる老舗。鎌倉らしいお土産を探したいときに立ち寄りやすい

長谷:海と大仏と紫陽花のエリア

江ノ電で鎌倉駅から3駅、長谷駅周辺は鎌倉のなかでもひときわ観光らしさのあるエリア。大仏と長谷寺が徒歩圏に集まっていて、半日ほどでまわれるサイズ感がひとり旅に合います。

  • 高徳院(鎌倉大仏):屋外に座る大仏さま。背景の青空とのコントラストは写真でも実物でも印象的
  • 長谷寺:紫陽花の名所として有名。海を見渡せる見晴台もあり、季節を問わずおすすめ
  • 由比ヶ浜:長谷駅から徒歩10分弱。海を眺めながら散歩するだけで気持ちが切り替わる
  • 力餅家:江戸時代から続く和菓子屋さん。素朴な力餅が、歩き疲れたタイミングにちょうどいい

北鎌倉:禅寺の静けさを味わう

鎌倉駅からJR横須賀線で1駅、北鎌倉エリアは観光地らしいにぎわいから一歩離れた、お寺中心の落ち着いたエリア。早朝の参拝が似合います。

  • 明月院:「あじさい寺」として知られる、紫陽花の時期は1〜2時間並ぶことも。混雑を避けたいなら開門直後を
  • 円覚寺:北鎌倉駅から徒歩すぐ。広い境内をゆっくり歩くだけで、まちの喧騒が遠ざかります
  • 建長寺:鎌倉五山第一位の禅寺。重厚な山門と方丈の庭が印象に残る
  • 東慶寺:かつての縁切り寺としても知られる、しっとりとしたお寺。境内には季節の花が咲く

江ノ電沿線:海と路面電車の風景

長谷から先、極楽寺・稲村ヶ崎・七里ヶ浜・鎌倉高校前・腰越と続く江ノ電沿線は、海と電車と街並みが一体になった鎌倉らしさの濃いエリア。電車に乗っているだけでも楽しいんです。

  • 極楽寺駅:レトロな駅舎が残る、写真好きにおすすめの駅。駅近くの極楽寺もしずかなお寺
  • 稲村ヶ崎:海を見下ろせる岬。夕日の時間に立ち寄ると忘れられない風景に
  • 七里ヶ浜:海沿いをゆっくり歩ける浜。ハワイアンカフェや雑貨店も並ぶ
  • 鎌倉高校前:アニメの聖地としても有名な踏切。電車と海と空が一枚に収まる定番スポット

金沢街道方面:奥鎌倉の静かなお寺

鎌倉駅から東へ少し離れた金沢街道方面は、観光客がぐっと減る奥鎌倉エリア。報国寺をはじめ、しずかなお寺が点在します。

  • 報国寺:竹林で有名。前述のとおり、抹茶のセットで竹を眺める時間がご褒美
  • 杉本寺:鎌倉最古の寺と言われる、苔むした石段が美しいお寺
  • 浄妙寺:境内の石窯ガーデンテラスでイギリス風のお茶時間を楽しめる

ひとりでも入りやすいグルメ・カフェ

鎌倉はカフェ文化が根づいている街なので、グルメで困ることはあまりありません。とくに入りやすいタイプのお店を紹介します。

鎌倉のしらす丼や鎌倉野菜のプレート、海が見えるカフェ、和菓子、報国寺の抹茶をやわらかく表現したイラスト

しらす丼と海の幸

鎌倉ランチの定番といえば、生しらすや釜揚げしらすをたっぷりのせたしらす丼。鎌倉駅周辺や長谷、由比ヶ浜エリアにしらす丼のお店が点在しています。

カウンター席や小ぶりのテーブルが多く、ひとりでも気おくれせずに入れるのがいいところ。生しらすは禁漁期(1月1日〜3月10日ごろ)と天候で水揚げがない日もあるので、当日の張り紙をチェックしてから入るのが安心です。

鎌倉野菜のビストロとカフェ

鎌倉の野菜は、鎌倉野菜という名前で売り出されるほど街のアイデンティティのひとつ。鎌倉駅周辺には、地元野菜をたっぷり使ったビストロやカフェがたくさんあります。

カウンター席のあるビストロや、ひとりで本を開けるカフェ。鎌倉野菜のキッシュやサラダプレートで、軽めのランチを楽しめます。

和スイーツと喫茶店

鎌倉らしさを感じたいときに頼りになるのが、老舗の和菓子店と昔ながらの喫茶店。豊島屋の鳩サブレーや、力餅家、長谷の鎌倉壱番屋のおせんべいなど、食べ歩きに合うお店も多いです。

参拝のあいまにベンチで甘味、というのも鎌倉ひとり旅らしい時間の過ごし方。観光のリズムが整います。

海を見ながら過ごせるカフェ

由比ヶ浜・七里ヶ浜・稲村ヶ崎には、海を眺めながらお茶できるカフェが並びます。窓際の席を取れたら、波の音とコーヒーだけで小一時間は過ごせるはず。

ひとり旅で「何もしない時間」をきちんと取るのは、けっこう贅沢なこと。混雑するランチタイムを外して、午後3時前後にお茶を目的に立ち寄るとちょうどよく座れます。

抹茶のひとときを報国寺で

ひとり旅ならではのご褒美時間として外せないのが、報国寺の竹の庭での抹茶体験。竹林に囲まれた茶席で、抹茶と干菓子をいただけます。

団体で来るとざわついてしまう場所だからこそ、ひとりで訪れる価値があるんです。

ホテルの選び方:エリアで決まる翌日の動きやすさ

鎌倉に1泊するなら、選ぶエリアで翌日の動きやすさが大きく変わります。エリアごとの特徴と、ひとり旅向けの宿のタイプを紹介していきますね。

鎌倉駅周辺:移動の起点にしやすい

鎌倉駅から徒歩圏のホテルは、観光から戻ってもすぐチェックインできて、夜の散歩にも出やすい立地。江ノ電にも JR にも乗りやすいので、翌日どこへ向かうにしても動き出しが軽くなります。

夜遅くまで食事できるお店も駅周辺に集まっているので、ひとり旅でも夕食の選択肢が広いのが助かるポイントです。

長谷・由比ヶ浜エリア:海の朝を楽しむ

長谷駅・由比ヶ浜駅周辺は、朝の海と長谷寺がホテルから徒歩圏に入る贅沢なエリア。観光客がまだ少ない朝7〜8時に、由比ヶ浜を散歩できるのは1泊組だけの特権です。

その分、駅周辺の夜の選択肢は鎌倉駅エリアより少なめなので、夕食の予約を入れてから移動するのがおすすめです。

北鎌倉エリア:禅寺の朝を独り占めしたい人に

ちょっとマニアックですが、北鎌倉駅周辺の宿に泊まると、明月院や円覚寺の開門直後をひとりじめできる体験ができます。観光地としての利便性は控えめですが、お寺の朝を味わいたいひとり旅にはこの上ない宿選び。

宿の数は限られるので、紫陽花や紅葉のシーズンは早めの予約が必要です。

大浴場つきホテル:歩き疲れた夜のごほうび

坂道とお寺と海辺を歩き続ける鎌倉ひとり旅では、宿に大浴場やサウナがあるとぐっと快適になります。鎌倉駅周辺にも、大浴場やリラックスできる設備を備えたホテルがあります。

歩き回った日の夜、お湯にゆっくり浸かってから眠れるのは、翌日の体力にも直結する大事なポイント。ご褒美感のあるひとり旅にしたいなら、宿のお風呂で選ぶのもひとつです。

鎌倉ひとり旅を計画するときの大事なポイント

最後に、鎌倉ひとり旅をこれから計画する人へ、おさえておきたいポイントをまとめておきますね。

  • ベストシーズンは4〜6月か10〜11月:気候がよく、紫陽花や紅葉といった季節の見どころと重なる
  • 混雑を避けるなら平日と早朝:明月院・長谷寺・報国寺は、開門直後がねらい目
  • 江ノ電は1日乗車券「のりおりくん」が便利:何度も乗りおりできるのでひとり旅向き
  • 歩きやすい靴は必須:坂道、石段、砂浜。スニーカーかフラットシューズで装備したい
  • 食事は予約できる店なら予約しておく:人気店はランチも夕食も並ぶことが多い
※「のりおりくん」の詳細は江ノ電公式ページで確認できます。

鎌倉は、近場とは思えないほど季節の表情が豊かで、何度訪れても違う顔を見せてくれる街です。エリアを絞って、ゆっくり歩いて、お寺と海とちいさなお店をはしごする。それだけで、ひとり旅ならではの鎌倉の時間が見えてきます。

次の旅の参考に、ほかのひとり旅記事も読んでみてください。

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著者のプロフィール画像
上月 涼羽
Suzuha Kozuki

ひとり旅好き。国内外をひとり旅しながら、役立つ情報をブログで発信中。ANAのSFC有り。東京在住。

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