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日光の女ひとり旅ガイド:モデルコースとエリア別おすすめ

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浅草から特急に乗って約2時間。日光は、世界遺産の社寺と、標高1,200mの湖と、温泉が、ひとつの行き先にまとまっている街です。

東照宮の彫刻を見上げて、いろは坂を登って、中禅寺湖のほとりでコーヒーを飲んで、夜は温泉に浸かる。1泊2日でこれだけ性格の違う景色を歩けるところは、関東からの距離ではそう多くありません。

この記事では、日光をひとりで旅するときの1泊2日のモデルコース、エリア別のおすすめスポット、ひとりでも入りやすいごはんやカフェ、女性目線でのホテルの選び方までまとめました。

日光がひとり旅にぴったりな理由

日光のいいところは、街の性格がはっきり3つに分かれていることだと思います。社寺の日光山内、湖と滝の奥日光、温泉の鬼怒川。どれを主役にするかで旅の色が変わるので、「今回はこれを見に行く」と決めやすい行き先です。

ひとり旅目線で見たときの日光は、こんな街です。

  • 浅草から特急で約2時間:乗り換えなしで座って行ける。朝出れば午前中には社寺を歩き始められる
  • 世界遺産が徒歩圏にまとまっている:東照宮・二荒山神社・輪王寺は同じ山内にあり、1エリアを歩くだけで巡れる
  • 標高差がそのまま景色の変化になる:市街地と奥日光で1,000m以上ちがうので、同じ日に街と高原の両方を歩ける
  • 温泉の選択肢が広い:鬼怒川・湯元・日光市街と、目的に合わせて宿のタイプを選べる
  • 昼の観光地:主役が社寺と自然なので、日が暮れる前に予定が終わる。夜に出歩かなくても満足しやすい

最後の点は、ひとり旅ではけっこう大きいと思っています。夜の繁華街が主役の街だと「せっかく来たのに夜どうしよう」と迷いがちですが、日光は日中に見どころが集中していて、夜は宿でゆっくりする前提で組める街です。

浅草から日光へ:特急「スペーシアX」で行く

浅草と日光・鬼怒川温泉方面をむすんでいるのが、東武の特急スペーシアXです。浅草から東武日光までは乗り換えなしで、朝いちばんの列車なら浅草7:50発・東武日光9:39着。1時間50分ほど座っているだけで着きます。

ひとりで乗るときにいちばん迷うのは、席の選び方だと思います。座席は6種類あって、ひとり旅の候補になるのはこの3つです。

  • スタンダードシート:基本の座席。本数も席数もいちばん多い
  • プレミアムシート:スタンダードとは別の特急料金が設定されている座席
  • コックピットラウンジ:1号車にあるソファ席。4人・2人・1人掛けがあり、1人掛けを選べる

残りのボックスシート・コンパートメント・コックピットスイートは、グループで使う区画です。1号車のコックピットラウンジにはカフェカウンターがあるので、車内で買って飲みながら行けます。

浅草発の下りは通常1日6本(臨時をのぞく)。日光行きだけでなく、鬼怒川温泉・東武ワールドスクウェア方面へ向かう列車も含まれているので、行き先を見てから取ります。特急券は東武鉄道のチケットレスサービス「トブチケ!」か、駅の券売機・窓口で。座席の種類によって特急料金が変わります。

※時刻・本数・座席の詳細はスペーシアX 公式ページで確認できます。

朝いちばんの列車に乗るなら、前の晩に浅草へ泊まってしまう手もあります。浅草には温泉に入れる宿があり、旅の初日を早い時間から始められます。

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おすすめモデルコース:1泊2日

日光ひとり旅は、1日目を社寺、2日目を奥日光に分けるのが基本の形です。逆でも回れますが、いろは坂の渋滞と山の天気を考えると、午前中の早い時間を奥日光に当てられる2日目のほうが読みやすくなります。

日光の社寺といろは坂、中禅寺湖と華厳の滝をまわる1泊2日のひとり旅モデルコースをやわらかく表現したイラスト

1日目:日光の社寺をゆっくり歩く

朝の特急で浅草を出て、お昼前に東武日光駅へ。駅前のロッカーか宿に荷物を預けてから動き始めます。

まずは腹ごしらえに、駅前から神橋にかけての通りでゆば料理を。午後は日光の社寺へ。東照宮の陽明門と眠り猫、二荒山神社、輪王寺と歩くと、それだけで2〜3時間はかかります。彫刻をひとつずつ見ていくと時間が溶けるので、閉門時刻から逆算して回る順番を決めておくと安心です。

夕方は宿にチェックインして、温泉へ。日光の社寺エリアは日が落ちると人通りが減るので、夜の予定は入れずに宿でゆっくりする組み方が合っています。

2日目:いろは坂を登って中禅寺湖と華厳の滝へ

朝いちばんのバスでいろは坂へ。カーブを曲がるたびに標高が上がって、市街地とはまったく違う景色に変わっていきます。

中禅寺湖でひと休みしてから、華厳の滝へ。エレベーターで観瀑台まで降りると、滝を正面から見上げられます。時間があれば湖畔を少し歩くか、竜頭の滝まで足を伸ばしても。

午後は下山して、東武日光駅から特急で帰路に。お土産は駅前でまとめて買えます。

もう1泊するなら:鬼怒川温泉へ

2泊できるなら、2泊目を鬼怒川温泉にすると旅の締まりが変わります。日光市街から東武線で35分ほど(下今市で乗り換え)。渓谷沿いに宿が並んでいて、部屋や露天から谷を見下ろせる宿が多いエリアです。

社寺と自然を歩いたあとに、温泉だけの1日を足す。日光を「見る旅」で終わらせず「休む旅」にできるのが、この延長のいいところだと思います。

いろは坂は紅葉の時期(10月中旬〜11月上旬)に渋滞が集中します。バスの所要時間が普段の倍以上かかることもあるので、この時期に行くなら朝いちばんに動くか、日程に余裕を持たせてください。

エリア別おすすめスポット

日光は「日光山内」「奥日光」「鬼怒川温泉」「駅前」の4エリアに分けて考えると、移動が組みやすくなります。

日光山内の社寺、奥日光の湖と滝、鬼怒川温泉の渓谷、東武日光駅前それぞれの魅力をやわらかく表現したイラスト

日光山内:世界遺産の社寺が集まるエリア

東武日光駅からバスで、表参道まで約10分(神橋なら5〜6分)。神橋を渡った先の山内に、世界遺産の社寺がまとまっています。1日目の主役になるエリアです。

  • 日光東照宮:陽明門の彫刻と眠り猫。混雑する時間帯を外すと、ひとりでじっくり見られる
  • 日光二荒山神社:東照宮の隣。杉木立に囲まれた参道が静かで、歩いているだけで落ち着く
  • 日光山輪王寺:三仏堂の大きさが写真では伝わりにくいので、実物を見る価値がある
  • 神橋:大谷川に架かる朱塗りの橋。山内の入り口の目印になる

奥日光:湖と滝と、高原の空気

いろは坂を登った先、標高1,200mを超える高原エリア。市街地とは気温も景色も別世界です。

  • 中禅寺湖:男体山を映す湖。湖畔にカフェやベンチがあり、ひとりで座っていられる場所が多い
  • 華厳の滝:エレベーターで下の観瀑台へ降りて、正面から見上げる(降りたあとに階段が少しあります)
  • 竜頭の滝:中禅寺湖の少し先。紅葉の時期は滝と紅葉が重なる
  • 戦場ヶ原:木道が整備された湿原。片道だけ歩いてバスで戻る組み方もできる

鬼怒川温泉:渓谷沿いの温泉街

東武線で日光市街から約35分(下今市で乗り換え)。川沿いに大きな宿が並ぶ、関東でも知られた温泉地です。

  • 鬼怒川渓谷沿いの宿:谷を見下ろす露天のある宿が多い
  • 駅前の足湯:チェックイン前の待ち時間に。川沿いの遊歩道と足湯は、駅から少し歩いた先にある
  • ライン下り:季節限定。渓谷を水面から見上げる

東武日光駅前:食事とお土産の起点

観光の起点であり、帰りの買い物の場所でもあるエリア。荷物を預けたり、最後にひと休みしたりする場所として使います。

  • 駅前通りの飲食店:ゆば料理・そば・カフェが並ぶ
  • お土産店:ゆば・日光甚五郎煎餅・羊羹などがまとまって買える
  • コインロッカー:チェックイン前とチェックアウト後の荷物置き場に

ひとりでも入りやすいグルメ・カフェ

日光は昼が中心の観光地で、夕方以降は人通りがぐっと減ります。夜も営業している店はありますが数は限られるので、夕食は宿でとる前提にしておくと計画がぶれません。夜に外で食べたいなら、営業時間を先に調べておくと安心です。

日光でひとりでも入りやすいゆば料理、そば、焙煎コーヒーのカフェ、中禅寺湖畔のひと休みの魅力をやわらかく表現したイラスト

ゆば料理:日光でいちばん食べたいもの

日光といえば「湯波」。京都の湯葉が一枚なのに対し、日光の湯波は二枚重ねで巻くので、食べごたえがあります。

  • ゆば定食:刺身・煮物・揚げが少しずつ並ぶ形。ひとりでも頼みやすい
  • ゆばそば・ゆばうどん:軽く済ませたいお昼に
  • ゆばコロッケ・ゆばまんじゅう:食べ歩き用。移動の合間につまめる

そばと定食:山内周辺のお昼

社寺を歩くと、お昼の時間がずれがちです。そば屋なら回転が速く、ひとりでも待たされにくいので、時間が読めないときの逃げ道になります。

  • 山内周辺のそば処:参拝の前後に立ち寄りやすい
  • 駅前通りの定食店:ボリュームがほしい日に
  • テイクアウトのおにぎり・パン:奥日光へ行く日は、山の上で食べる用に買っておくと安心

カフェ:歩き疲れたときの避難場所

日光はカフェが多い街です。社寺歩きの途中でも、中禅寺湖のほとりでも、座れる場所が見つかります。

  • 駅前・神橋周辺のカフェ:焙煎にこだわった店が点在
  • 中禅寺湖畔のカフェ:湖を見ながらひと休みできる
  • 宿のラウンジ:チェックイン後に本を読む時間をつくれる宿も

奥日光は飲食店の数が限られ、冬季は休業する店もあります。中禅寺湖より先へ行く日は、飲み物と軽食を持っておくと安心です。

ホテルの選び方:エリアで決まる動きやすさ

日光の宿は、どのエリアに泊まるかで翌日の動きやすさが変わります。同じ「日光に泊まる」でも、駅前・山内・奥日光・鬼怒川では性格がまったく違います。

日光でひとり旅向けの東武日光駅前ホテル、山内の宿、中禅寺湖畔の宿、鬼怒川温泉の渓谷の宿の魅力をやわらかく表現したイラスト

東武日光駅周辺:移動の起点にいちばん便利

特急の発着駅であり、奥日光行きバスの起点でもあるエリア。初日と最終日のストレスがいちばん少ない選択肢です。

  • 特急を降りてそのままチェックインできる
  • 翌朝、奥日光行きのバスに乗りやすい
  • 飲食店とお土産店が徒歩圏にまとまっている
  • 24時間対応のフロントやオートロックのある宿なら、到着が遅くなる日も動きやすい

日光山内・神橋周辺:朝いちばんの参拝に

社寺まで歩ける距離に泊まると、人の少ない朝の東照宮を歩けます。日中の混雑を避けたい人向けのエリアです。

  • 開門直後の社寺へ歩いて行ける
  • 夜は静かなぶん、食事の選択肢は少ない
  • 夕食付きプランの宿を選ぶと予定が崩れにくい

奥日光・中禅寺湖畔:湖のそばで朝を迎える

湖畔や湯元温泉に泊まると、朝の中禅寺湖を独り占めできる時間があります。そのかわり、いろは坂を上り下りする回数が増えるので、荷物は軽くしておきたいエリアです。

  • 朝夕の湖の景色は、日帰りでは見られない
  • バスの本数が限られるので、時刻表を先に確認しておく
  • 冬季は道路状況で運行が変わることがある

鬼怒川温泉:温泉をしっかり味わうなら

大きな温泉宿が並ぶエリア。ひとり泊を受け付けている宿も増えていて、露天と食事をまとめて楽しみたいときの選択肢になります。

  • 一人泊プランの有無を予約時に確認する
  • 渓谷側の部屋か、そうでないかで見える景色が変わる
  • 日光市街から東武線で約35分(下今市で乗り換え)。社寺と温泉を1泊ずつに分けられる

日光ひとり旅を計画するときのポイント

最後に、日光を女性ひとりで旅するときに、計画段階で意識しておきたいことをまとめます。

  • 紅葉の時期は宿もバスも早めに:10月中旬〜11月上旬はいろは坂の渋滞と宿の満室が重なる。日程が決まったら先に宿を押さえる
  • 標高差のぶんだけ服を足す:市街地と奥日光では気温が大きく違う。夏でも羽織るものを1枚持っていくと安心
  • 冬は道路と施設の状況を確認:奥日光は積雪・凍結があり、冬季休業する施設もある
  • バスはフリーパスの種類を先に決める:山内だけなら当日有効の「世界遺産めぐり手形」、中禅寺湖や湯元まで行くなら2日間有効のフリーパス。行く範囲で券種が変わる
  • 夜の予定を入れない前提で組む:夕方以降に開いている店は限られるので、夕食付きの宿にすると計画が安定する
  • 歩く距離が長い:社寺も奥日光も、想像より歩く。靴は履き慣れたものを

浅草から特急で約2時間。 日光は、「世界遺産」と「高原」と「温泉」を1泊2日にまとめられる、関東からいちばん贅沢な行き先のひとつだと思います。

まとめ:日光は「1泊で性格の違う景色を歩ける街」

日光のおもしろさは、社寺の荘厳さと、標高1,200mの高原の空気と、渓谷の温泉が、ひとつの行き先に同居していることです。

歩く街と、休む街を、同じ旅のなかに置ける。そういう行き先は、関東から2時間の距離ではそう多くありません。

はじめてのひとり旅で「遠くに行くのは不安だけど、非日常は味わいたい」と思っているなら、日光はちょうどいい距離感の候補になります。

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著者のプロフィール画像
上月 涼羽
Suzuha Kozuki

ひとり旅好き。国内外をひとり旅しながら、役立つ情報をブログで発信中。ANAのSFC有り。東京在住。

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