パスポートがネット申請可能になるという海外へ旅する人にとって嬉しいニュースです。現状、パスポートの発行や申請って手間なんですよね。
参照ニュース:パスポート、24年度にもネット申請可 カード決済対応
パスポートがネット申請可能に
日本のパスポート(旅券)がやっとネットで申請できるようになる。
クレジットカードで決済もできるようになるんですね。これは嬉しいニュースです。
ただし、2024年度というのはまだ5年も先です。
私は2018年9月に5年パスポートを取得したため、次のパスポート更新のときには間に合いません。
現状は、パスポートセンターや役所のパスポート窓口まで行ってパスポートの申請や更新をするのはなかなかの手間ですよね。
もちろん高額な印紙を現金で購入しなければなりません。
タイミングによっては、パスポートセンターは混み合っていて待ち時間が1時間を超えることもあります。
しかも申請時と受け取り時の2回もパスポートセンターや役所のパスポート窓口へ行かなければなりません。
現在、パスポート申請書は外務省のサイトからダウンロードだけ可能です。
参照:パスポート申請書ダウンロード
ネット申請可能になるのは、時代の流れからして当然とも考えられますが、対応されると嬉しい限り!
日本は世界最強のパスポート
日本は世界最強のパスポートにも関わらず、現状パスポートを発行している日本人はたった4人に1人。
世界最強のパスポートという根拠は、2019年にヘンリー&パートナーズ社が発表した「グローバルパスポートランキング」により、日本パスポート保持者がビザフリーで渡航できる国と地域は190ヶ所と世界一を誇ります。
ちなみに同率1位がシンガポールです。
世界の国と地域190ヶ所もビザフリーで渡航できるのに、パスポートを発行している日本人は4人に1人という数字は、非常にもったいないといえます。
私がビザフリーで実際に入国した国と地域は、韓国・台湾・香港・シンガポール・タイ・ベトナム・ラオス・オーストラリア(ETA電子入国許可は必要)・ニュージランド(NZeTA電子渡航認証は必要)です。
参考:ニュージーランド NZeTA電子渡航認証のスマホアプリ申請方法
年末にベトナムの空港に降り立った時に、空港でビザ申請の長い行列に並ぶ人々をスルーしてスムーズに入国できたのは、日本パスポートの大きなメリットを感じました。
逆に入国時にビザを申請した国は、カンボジアです。
観光目的の「ツーリストビザ」は、カンボジアのプノンペン空港到着時にアライバルビザを取得したため、それほど複雑な手続きは必要ありませんでした。とはいえ、ビザの申請をするとなると入国までにひと手間増えます。
海外旅行は高嶺の花?
実際に日本の田舎で生まれ育った私の親や祖父母世代では、毎年海外旅行に行く家族のイメージは、お金持ちのセレブという感覚です。
裕福な親族が居ないからという理由もありますが、一般家庭が海外旅行に行くなんて、一生に1度くらいの感覚でいました。
実家に帰省して親戚と会うと未だにそういった感覚が残っていますね。
私の田舎では、家族で海外旅行に行ったらすごい!と称賛されます。
ですが、東京で働いていた時に職場で出会った20〜40代の人たちは、ほとんど海外旅行に毎年のように行っていました。当然パスポートを持っている人たちですね。
特別な機会でもなく、お盆休みやゴールデンウィークといった長期休暇のたびに、海外旅行に行くという人は珍しくありませんでした。
パスポート更新のために有給を使う人もいたほどです。
もちろんすべての田舎が同じではないでしょうが、私が地方と都心の差が大きいと感じている部分です。
パスポート申請のネット化は待望
政府がキャッシュレス推進とどんなに言い回るよりも、政府機関が実際にキャッシュレスを実行した方が説得力がありますよね。
2024年でも正直なところ遅く感じますが、パスポート申請のネット申請ができるようになり、カード決済もできるようになる日を心待ちにしています。
せっかくの世界最強のパスポートである日本のパスポートです。
パスポート発行のハードルが下がり、発行しやすくなると良いですね。
インターネットやLCCの普及により、以前より海外はより身近になってきています。
今後の日本人のパスポート所持率が上がることを期待しています。