三島の女ひとり旅ガイド:モデルコースとエリア別おすすめ
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「がっつり遠出するほどの休みは取れないけれど、いつもの週末とはちがう景色に会いたい」というとき、三島はわたしの中でとびきり気軽な行き先です。
東京駅から新幹線「こだま」「ひかり」でおよそ50分。三島駅のすぐ近くには、富士山の伏流水にゆかりのある楽寿園があります。街なかを流れる源兵衛川のせせらぎ、伊豆国一宮の三嶋大社、空中散歩が味わえる三島スカイウォーク、そして柿田川の透きとおった湧き間。富士山の伏流水は、街のあちこちで顔を出します。観光地としてはりつめていない、暮らしの中に水辺のある空気も残っているんですよね。
この記事では、三島を女ひとりで旅するときに知っておきたい街の魅力、日帰りと1泊2日のモデルコース、エリア別のおすすめスポット、ひとりでも入りやすいグルメ、宿選びのコツをまとめました。
三島がひとり旅にぴったりな理由
三島は、観光のための街というよりも「湧き水と暮らしが地つづきになっている街」という印象です。
ひとり旅目線で見たときの三島のいいところは、わたしの感覚ではこんな感じ。
- 東京から新幹線で約50分:三島駅は新幹線停車駅。朝に家を出ても、昼前には水辺を歩いている、が無理なく成り立つ距離感
- おもな見どころが駅から歩ける:楽寿園、源兵衛川、三嶋大社は駅の南北に徒歩圏でかたまっていて、車がなくても回れる
- 水辺のせせらぎ歩きが心地いい:源兵衛川は川の中に飛び石の遊歩道があり、初夏は足元を清流が流れる涼しさを味わえる
- 沼津や熱海とセットで回遊できる:沼津は東海道線でひと駅。熱海まで足を伸ばせば、海や温泉も一日に組み込める
- 日帰り・1泊どちらも形になる:街なかだけなら日帰り、スカイウォークや柿田川まで欲張る場合は1泊がちょうどいい
「近場で気持ちのいい水辺を歩きたい」「ひとりごはんで気をつかいたくない」という気分のときに、三島はほどよい温度感で迎えてくれます。
おすすめモデルコース:日帰り・1泊2日

三島ひとり旅は、日数でまわるエリアの組み合わせが変わります。街なかはコンパクトですが、スカイウォークや柿田川はバス移動になるので、欲張ると移動でくたびれます。
ここでは、ひとり旅で歩きやすい2つのコースを紹介していきますね。
日帰りコース:水辺の街なかをのんびり
はじめての三島、または週末の半日でぎゅっと楽しみたいときは、駅周辺の水辺に絞ったコースがちょうどよい組み合わせです。
- 午前:東京駅から新幹線で三島駅着(10時台)。南口すぐの楽寿園で、湧水の池と庭園を散歩
- 昼:街なかへ歩き、名物の三島コロッケやうなぎでランチ
- 午後前半:源兵衛川の飛び石の遊歩道を、せせらぎの音を聞きながら歩く
- 午後後半:白滝公園や水辺の文学碑をたどって、三嶋大社へお参り
- 夕方:参道のみやげ店をのぞいて、三島駅から新幹線で帰路
街なかの見どころは、駅から三嶋大社までほぼ一本の水辺の道でつながっています。地図を片手に川沿いをたどるだけで、自然とコースができあがるのはありがたいところ。源兵衛川の飛び石は夏場でも涼しいので、暑い日のお昼すぎに歩くのがおすすめです。
1泊2日コース:街なかの翌日に空中散歩と湧水へ
すこし足を伸ばせるなら、1泊2日で「水辺の街なか」と「スカイウォーク・柿田川」を1日ずつ味わうのがおすすめです。
- 1日目昼:三島駅着。荷物を宿に預けて、楽寿園と源兵衛川を歩く
- 1日目午後:三嶋大社にお参りし、参道や街なかのカフェでひと休み
- 1日目夕方:三島駅周辺の宿にチェックイン。街なかの食堂か居酒屋で夕食
- 2日目午前:バスで三島スカイウォークへ。吊り橋から富士山と駿河湾を一望
- 2日目午後:バスで柿田川公園へ寄って湧き間を眺め、夕方の新幹線で帰路
2日目を沼津に振り替えて、沼津港の海鮮や深海水族館を回るプランにしても満足度が高いです。スカイウォークは富士山の見え方、柿田川は水の青さが天気に左右されます。晴れ予報の日を2日目に充てられるように予定を組むと、後悔がありません。
三島スカイウォークや柿田川方面へのバスは時間帯で本数に差があります。三島駅のバス案内所や東海バスの時刻表を先に確認して、帰りの便の時間まで頭に入れておくと、現地で慌てずに済みます。
エリア別おすすめスポット

三島はエリアごとに表情が違うので、その日の気分に合わせて選んでみてください。それぞれの雰囲気と、ひとりで訪れたいスポットを紹介していきますね。
三島駅・街なかエリア:湧水と水辺の散歩道
三島ひとり旅の主役といえる街なかエリア。駅の南北に湧水スポットと遊歩道がかたまっていて、歩いて回れます。
- 楽寿園:三島駅南口からすぐの庭園。富士山の溶岩流の上に広がり、小浜池には条件がそろうと湧水がたまります。小動物園もあり、ひとりでものんびり過ごせます
- 源兵衛川:街なかを流れる清流に飛び石の遊歩道がある、三島らしい散歩道。初夏は水面すれすれを歩く涼しさが格別です
- 白滝公園・桜川:湧き水がこんこんと流れる小さな公園と、街なかを流れる桜川。水辺の文学碑をたどる散歩の起点になります
- 三島梅花藻の里:きれいな湧水でしか育たない梅花藻の白い花が、初夏から夏に水中で揺れます。街なか散歩のついでに立ち寄れます
- 三嶋大社:伊豆国一宮の格式ある神社。境内は広く、天然記念物のキンモクセイや参道の散歩だけでも気持ちが整います
三島スカイウォーク方面:箱根西麓の空中散歩
三島駅から箱根方向にバスで25分ほど。山あいに架かる吊り橋を中心に、晴れた日のながめが主役のエリアです。
- 三島スカイウォーク:全長400mの歩行者専用吊り橋。橋の上から富士山と駿河湾を一望でき、ほどよい高さの緊張感も旅のいいアクセントになります
- 周辺のアクティビティ施設:ジップラインや空中アスレチック、花のガーデンも併設。ひとりでもチケットを買ってさくっと体験できます
柿田川エリア:透きとおった富士の湧き間
三島駅から南へバスで20分ほど、隣の清水町にある柿田川公園。富士山の伏流水が一日に大量に湧き出す、全国でもめずらしい水の景勝地です。
- 柿田川公園:展望台から見おろす「わき間」の青さは、写真で見てもきれいですが、実際にのぞき込むと水の透明感がより印象に残ります。木道の散歩だけでも気持ちが洗われます
沼津・熱海方面:海と温泉をセットで
三島とあわせて回りやすいのが、東海道線でひと駅の沼津と、新幹線でひと駅の熱海。行き帰りのどちらかに組み込むと、水辺の街に海や温泉を足せます。
- 沼津港:海鮮丼や干物、深海水族館が歩いて回れる漁港エリア。ランチを沼津まで足を伸ばして食べる、という組み立てもできます
- 熱海:温泉街と海辺の散歩、ひとりでも入りやすい立ち寄り湯がそろう街。三島で水辺、熱海でお湯、と性格を分けて楽しめます
ひとりでも入りやすいグルメ・カフェ

三島でひとりごはんを楽しむときに、押さえておきたいジャンルを紹介しますね。
三島コロッケと食べ歩き
三島ひとり旅の手軽なお楽しみが、地元の三島馬鈴薯を使った三島コロッケ。街なかの精肉店や食堂、みやげ店で揚げたてを一個から買えるので、源兵衛川を歩きながらの食べ歩きにちょうどいいです。ほくほくの甘みが強くて、おやつにもランチの一品にもなります。
清流が育てたうなぎ
三島は古くからうなぎの街として知られています。富士の湧水にさらすことで身がしまり、泥くささが抜けると言われていて、ふっくらと香ばしい蒲焼きが名物です。
人気店はカウンター席のあるお店も多く、お昼どきは行列ができます。ひとりなら開店直後か少し時間をずらすと、待たずに座りやすいです。少し値は張りますが、旅のご褒美の一食として記憶に残ります。
水辺のカフェでひと休み
源兵衛川や桜川の流れを眺められるカフェが、街なかに点在しています。窓際や川沿いのテラス席をとれたら、せせらぎの音とコーヒーだけで小一時間は過ごせるはず。
ひとり旅で「何もしない時間」をきちんと取るのは、けっこう贅沢なこと。水音を聞くためだけにカフェへ寄る午後があってもいいと思います。
箱根西麓野菜を使ったごはん
三島の周りは、箱根の西側の斜面で育つ野菜の産地。地元のレストランや定食屋では、とれたての箱根西麓野菜を使ったランチが食べられます。
ひとりでも入りやすい、カウンターやテーブル中心のお店が街なかに点在しているので、夜ごはんに迷ったら、地のものを出す食堂や居酒屋が頼りになります。遅い時間のひとり歩きは、明るく人通りのある駅前の通りを選ぶと落ち着いて過ごせます。
ホテルの選び方:エリアで決まる動きやすさ

三島に1泊するなら、選ぶエリアで翌日の動きやすさが変わります。エリアごとの特徴と、ひとり旅向けの宿のタイプを紹介していきますね。
三島駅周辺:移動の起点にしやすい
いちばん無難で動きやすいのが、三島駅周辺のビジネスホテル。新幹線で着いてすぐチェックインでき、荷物を置いて身軽に水辺やスカイウォークへ向かえます。翌朝に新幹線で帰るのも楽なので、行き帰りの段取りで悩みません。
夜ごはんやコンビニにも歩いて行けて、ひとり旅でも夕食と買い出しの選択肢が広いところも助かります。女性ひとりなら、オートロックや夜間スタッフのいる宿を選ぶと、より落ち着いて過ごせます。
大浴場つきのホテル:歩き疲れを癒やす
水辺を歩き回った夜にこそ、大浴場つきのホテルが効いてきます。三島駅の周辺にはお風呂自慢のビジネスホテルもあり、ゆっくりお湯に浸かってから眠れると、翌日の体力にも直結します。
おこもり気分でのんびりしたい夜は、お風呂と部屋でくつろぐ時間を多めに取れる宿を選ぶのもひとつです。
熱海・沼津に泊まるという選択
「三島は日帰りで歩いて、宿は海や温泉で」という組み立て方があります。熱海なら温泉宿、沼津なら海沿いの宿と、泊まる街で旅の色が変わります。
どちらも三島から電車ですぐなので、昼は三島の水辺、夜は熱海の温泉や沼津の海鮮、という贅沢な分け方ができます。行きたい場所の比重で、拠点をどの街に置くか決めてみてください。
三島ひとり旅を計画するときのポイント
最後に、三島ひとり旅をこれから計画する人へ、おさえておきたいポイントをまとめておきますね。
- 新幹線は「こだま」中心、約50分:三島駅は新幹線停車駅。本数の多い「こだま」を軸にすると予定が組みやすい
- 街なか徒歩、遠出バス:楽寿園・源兵衛川・三嶋大社を歩いて回れる。スカイウォークと柿田川は、バスで向かう前提にしておく
- 水辺の見ごろは初夏:源兵衛川の飛び石歩きや梅花藻は、初夏から夏のみずみずしい時期が気持ちいい
- 富士山と湧水の青はお天気しだい:スカイウォークと柿田川は、空気の澄んだ晴れの日に充てると景色が冴える
- 沼津・熱海とつないで一日を厚くする:海鮮や温泉を足すと、水辺だけでは出会えない一日になる
三島は、新幹線をひとつ予約しておくだけで、富士の湧き水のせせらぎと、吊り橋からの富士山と、参道のしずかな時間までが、ひとつの週末にすっと収まってくれる街です。次のひとり旅の候補に、ぜひ加えてみてくださいね。
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