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横浜の女ひとり旅ガイド:モデルコースとエリア別おすすめ

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東京駅から電車で30分ほど。改札を出て海のほうへ歩くと、風の匂いが変わります。

横浜は、海のある街に電車で行けるという、ひとり旅にはかなり贅沢な条件がそろった場所です。新幹線も飛行機も要らないのに、着いた先には港と洋館と中華街がある。日帰りでも足りるし、泊まれば夜景がまるごと手に入ります。

この記事では、横浜をひとりで歩くときのモデルコース、エリア別のおすすめ、ひとりでも入りやすいごはん、そして泊まるならどこを選ぶかまでまとめました。

横浜がひとり旅にぴったりな理由

横浜のいいところは、同じ街の中で景色が何度も切り替わることだと思います。海沿いの開けた景色、坂の上の洋館、中華街の路地。歩いてつなげられる範囲に別々の顔があるので、1日のなかで気分を変えられます。

ひとり旅目線で見たときの横浜は、こんな街です。

  • 都心から30分台:東京駅・渋谷・新宿のどこからでも横浜駅まで直通で行ける。朝ゆっくり出ても午前中から歩ける
  • 海沿いに道が続いている:みなとみらいから山下公園まで、海を見ながら歩き通せる。道に迷いにくい
  • ひとりで食べやすいものが多い:中華街の点心も、シウマイも、ひとりぶんで頼める
  • 夜が明るい:観覧車や高層ビルの灯りで、夜も人通りがある。日が暮れてから歩ける街は、ひとり旅では貴重です
  • 帰る時間を選べる:都心へ戻る電車が夜遅くまであるので、夜景を見てから帰る日帰りも成立します(終電の時刻は行き先と曜日で変わるので、出発前に調べておくと安心です)

「遠くに行きたいけれど、移動でくたびれたくない」という日にちょうど収まるのが、横浜のいちばんの強みだと思います。

みなとみらいと中華街は土日と祝日が混みます。静かに歩きたい、写真を撮りたいという日は、平日か、朝の早い時間を狙ってください。中華街は旧暦の正月(春節)の時期になると、街全体が別の混み方になります。

おすすめモデルコース:日帰り/1泊2日

横浜駅の改札前、海沿いの石畳の遊歩道と観覧車、赤レンガ倉庫、提灯の下がる中華街、バラの咲く山手の坂道をめぐる、ひとり旅のモデルコースを描いた水彩イラスト

横浜は、みなとみらい側から入って、中華街・山手側へ抜けるのが基本の形です。海沿いを一方向に歩けるので、同じ道を戻らずに済みます。

日帰り:みなとみらいから山手へ、海沿いを歩き通す

  1. 午前:桜木町駅または横浜駅に到着。コインロッカーに荷物を預ける
  2. 午前中盤:汽車道を歩いて赤レンガ倉庫へ。線路跡の遊歩道で、右も左も海
  3. :中華街へ移動して、点心か麺でお昼
  4. 午後前半:山下公園を海沿いに歩く。ベンチが多いので、疲れたら座れます
  5. 午後中盤:港の見える丘公園まで坂をのぼり、山手の洋館をいくつか見る
  6. 夕方:元町商店街へ下りて買い物。そのまま元町・中華街駅から帰る

ポイントは、坂を後半に持ってくること。山手は高台にあるので、体力のあるうちに平地を歩き、最後に一度だけのぼる形にすると楽です。

1泊2日:夜景を挟むと、街の顔が変わる

泊まるなら、夜をみなとみらいに置くのがおすすめです。

  • 1日目:中華街・山手・元町を歩いて、夕方にみなとみらいへ戻る。日が暮れてから海沿いを歩き、夜景を見て宿へ
  • 2日目:朝の山下公園か、赤レンガ倉庫のあたりを散歩。午後は美術館や博物館に入って、夕方に帰る

昼の横浜は人の多い観光地ですが、朝の海沿いはほとんど人がいません。同じ道が別の場所に見えるので、泊まる価値はここにあると思います。

もう半日あるなら:船で移動してみる

みなとみらいと山下公園のあいだは、水上バスでも移動できます。歩いても行ける距離ですが、海から街を見る時間は歩きでは手に入りません。足が疲れた日の移動手段としても使えます。

エリア別おすすめスポット

観覧車のふもとの遊歩道、氷川丸が係留された山下公園、日除けの並ぶ元町の通り、山手の白い洋館、横浜駅前の広場という横浜の4エリアを描いた水彩イラスト

横浜の見どころは、みなとみらい・元町中華街・山手・横浜駅まわりの4つに分けて考えると、歩く順番が決めやすくなります。

みなとみらい:海と高い建物が並ぶ、横浜の顔

赤レンガ倉庫、観覧車、高層ビル。写真で見る横浜の景色は、だいたいこのあたりです。道が広くて平らなので、歩くのがいちばん楽なエリアでもあります。

  • 赤レンガ倉庫:倉庫だった建物を使った商業施設。中の店を見るより、海側に出て建物を眺めるほうが横浜らしい時間になります
  • 汽車道:桜木町から赤レンガ方面へ続く、線路跡の遊歩道。両側が海で、歩くこと自体が目的になる道です
  • 山下公園まで続く海沿いの道:みなとみらいから象の鼻パークを抜けて山下公園まで、海を見ながら歩き通せます

元町・中華街:食べる場所と買う場所がまとまっている

中華街と元町商店街は隣り合っていて、ごはんと買い物を一度に片づけられるエリアです。

  • 中華街:門をくぐると空気が変わります。大通りだけでなく、細い路地に入ると店の密度が上がります
  • 元町商店街:中華街とは対照的に、落ち着いた通り。ひとりで見てまわりやすい店が多いエリアです
  • 山下公園:海沿いの細長い公園。氷川丸が係留されていて、ベンチから海と船が見えます

山手:坂の上の洋館と、港を見下ろす公園

港を見下ろす高台に、外国人居留地だったころの洋館が残っています。街の音から離れられるのがこのエリアです。

  • 港の見える丘公園:高台から港を見下ろせる公園。バラの季節は庭の印象がかなり変わります
  • 山手の洋館:一般公開されている洋館が点在していて、無料で入れる建物もあります。1軒ずつ入るより、外観を見ながら坂道を歩くほうが山手らしい過ごし方かもしれません
  • 坂そのもの:山手は坂の街です。歩きやすい靴で行ってください

横浜駅まわり:行き帰りの起点

見どころというより、乗り換えと買い物の場所です。

  • 駅ビルと地下街:食事もおみやげも駅でまとまります。帰る前の時間調整に使えます
  • 路線の多さ:JR・私鉄・地下鉄・みなとみらい線が集まっていて、どこから来てどこへ帰るかを選べます
  • 観光エリアからは少し離れている:みなとみらいや中華街へは、ひと駅ぶんの移動が要ります

ひとりでも入りやすいグルメ・カフェ

横浜でひとりでも頼みやすい、せいろの点心と肉まん、折詰のシウマイ、澄んだスープの麺、港を望む窓辺のコーヒーを描いた水彩イラスト

横浜は、ひとりぶんで頼めるものが多い街です。中華は大皿のイメージがありますが、実際にはひとり向けの選択肢がちゃんとあります。

中華街のひとりごはん

大皿料理の店が並ぶ一方で、点心や麺を1人前から出す店も多くあります。カウンター席のある店を選ぶと、待ち時間も気になりません。

食べ歩き用に肉まんや小さな点心を売っている店先も多いので、座らずに済ませるという選択もできます。1軒で満腹にせず、少しずつ食べるほうが中華街の歩き方には合っている気がします。

シウマイと、駅で買えるもの

横浜といえばシウマイ、という印象は駅で実感できます。持ち帰りやすくて日持ちするので、ひとり旅のおみやげとしては扱いやすい部類です。売店が駅の各所にあるので、帰り際に慌てずに買えます。

港が見えるカフェ

みなとみらいから山下公園にかけては、海の見える席のあるカフェが点在しています。座って海を見る時間は、歩きどおしの1日のなかでいちばん贅沢な休憩になります。

山手側は雰囲気が変わって、洋館まわりに落ち着いた喫茶店があります。坂をのぼったあとに休む場所として覚えておくと安心です。

混む時間を外す

中華街も海沿いのカフェも、土日の昼どきは待ち時間が出ます。時間を読みたい日は、昼を早めるか遅らせるか、平日に回すのが確実です。

ホテルの選び方:エリアで決まる動きやすさ

高層階の窓から港を見下ろす部屋、整えられたシングルルーム、駅近のホテルの入口、朝の静かな石畳の通りという、横浜での宿の選び方を描いた水彩イラスト

横浜は日帰りでも足りる街なので、泊まるかどうかがまず選択になります。そのうえで泊まるなら、どのエリアに置くかで夜と朝の過ごし方が変わります。

みなとみらい:夜景がそのまま滞在時間になる

海沿いの高層ホテルが多いエリア。夜景を見に行かなくても、部屋から見えるのがここに泊まる意味です。

  • 夜、宿を出てすぐ海沿いを歩ける
  • 朝の散歩コースがそのまま観光になる
  • 価格帯は高めになりがち

横浜駅まわり:行き帰りがいちばん軽い

路線が集まっていて、駅ビルもあるエリア。帰る日の午後を駅で完結させられます。

  • 都心へ戻る選択肢が多い
  • 食事とおみやげが駅でまとまる
  • 観光エリアまではひと駅ぶん移動が要る

関内・馬車道:中華街と山手に歩いて行ける

みなとみらいと中華街のあいだにあたるエリア。両方に歩いて行けるのが強みで、価格帯もみなとみらいより落ち着きます。

  • 中華街まで歩ける距離
  • 朝の海沿いにも出やすい
  • 夜は静かめのエリア

そもそも泊まらない、という選択

横浜は日帰りで満足できる街です。都心に泊まって横浜は日中だけという組み方も現実的で、宿の選択肢は都心のほうが広くなります。ただし夜景を目的にするなら、泊まったほうが確実に体験は濃くなります。

宿の選び方は、こちらの記事にまとめています。

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横浜のホテルに実際に泊まった記録は、こちらにあります。

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横浜ひとり旅を計画するときのポイント

最後に、横浜を女性ひとりで旅するときに、計画段階で意識しておきたいことをまとめます。

  • 入る駅と帰る駅を変える:桜木町から入って元町・中華街から帰る(またはその逆)と、同じ道を戻らずに済みます
  • 歩く距離を見積もっておく:みなとみらいから山手までは、通しで歩くとかなりの距離になります。履き慣れた靴で行ってください
  • 坂を後半に置く:山手は高台。平地を先に歩いて、最後に一度だけのぼる順番にすると疲れ方が違います
  • 海風の冷えを計算に入れる:海沿いは、街なかより体感温度が下がります。夏以外は羽織るものを1枚持っていくと安心です
  • 雨の日は屋内へ切り替える:海沿いは屋外が中心なので、美術館・博物館・駅ビルなど屋内で過ごせる場所を押さえておくと立て直せます(雨の日のひとり旅の組み立て方はこちら
  • 夜景を見るなら帰りの時間を先に決める:日が暮れてからが本番のエリアなので、何時の電車で帰るかを決めてから歩き始めると落ち着きます
  • 中華街は春節の時期を確認する:旧暦の正月にあたる時期は人出も雰囲気も普段と変わります。目当てにするのか避けるのかを先に決めてください

東京から30分。 横浜は、「海のある街に行った」という記憶を、いちばん短い移動時間で持ち帰れる場所だと思います。

まとめ:横浜は「電車で行ける海辺の街」

横浜のおもしろさは、港も、洋館も、中華街も、電車で30分の距離にあることです。移動に体力を使わないぶん、着いてからの時間をまるごと歩くことに使えます。

日帰りでも、1泊でも成立する。日帰りなら海沿いを歩き通す1日に、泊まるなら夜景と朝の静けさが足されます。旅の大きさを自分で決められるのは、川越と同じで、都心から近い街の強みだと思います。

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「ひとり旅で夜まで歩いてみたい」と思ったとき、明るくて人通りがあって、都心へ戻る電車も遅くまである横浜は、試しやすい1回目になると思います。

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著者のプロフィール画像
上月 涼羽
Suzuha Kozuki

ひとり旅好き。国内外をひとり旅しながら、役立つ情報をブログで発信中。ANAのSFC有り。東京在住。

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