初夏の風が心地よい6月、杜の都・仙台へ2泊3日の旅に出かけてきました。緑溢れる街並みと日本三景の松島、そして極上の牛タンやずんだ餅まで、見どころとグルメを存分に楽しむ旅程をご紹介します。
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30代でひとり旅にはまり、ANAのステータス会員SFCになった涼羽(@innocentrip)の旅ブログへようこそ。写真やおすすめスポットとともに公開中、ぜひ旅の参考にどうぞ。
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仙台 ひとり女子旅 1日目
仙台の旅が始まります。朝は普段よりもかなり早く起き、電車で上野駅へ向かいます。
7:20 上野駅着
上野駅から、東北新幹線やまびこ125号で仙台を目指します。
新幹線チケット情報
列車名:やまびこ125号(東北・北海道新幹線)
区 間:上野(07時46分)→仙台(09時38分)
設 備:指定席
割引等:トクだ値10%OFF
支払額:9,600円
事前にえきねっとから新幹線のチケットを予約しておき、モバイルSuicaで新幹線改札が通れるよう、ICカード連携を済ませてあります。これでスムーズな乗車が可能です。
上野駅の新幹線改札はモバイルSuicaで入り、ホームへ移動します。少しすると新幹線やまびこ号がホームにやってきます。乗車して指定席の座席を探して座ります。
1番前の席でやや広めです。折りたたみのテーブル(写真に写っているのはiPad mini)と、ドリンクホルダーなど充実しています。JR-EASTのフリーWifiにつながりますがネット速度は遅めです。
目的地の仙台駅に着くまで約2時間の車窓からの景色を眺めながら、のんびりこの旅の計画を立てるには、ちょうど良いくらいです。
仙台駅
9:38 仙台駅着
定刻通りに仙台駅に到着します。
この仙台旅、最初の目的地を「瑞鳳殿(ずいほうでん)」に決めました。仙台駅からはバスで向かいます。
バス停で迷っているうちに「るーぷる仙台」は出発してしまい、次に早く着きそうな路線バス「701八木山動物公園駅行き」に乗ります。
Googleマップのルートを信じて、橋の前のバス停でバスを降りて歩き出します。しかし、橋を渡って間もなく、雲行きが怪しくなります。
山に向かって登り階段が続いていて、ちょっぴり山道を歩くことになりました。Googleマップではこういうことは時々起こります。10分ほどなら平気だろうと何のそのと進んでいきます。
途中にお墓があり、明るい時間帯でよかったと思いつつ無事に抜けます。どうやら裏手側から来たようです。
どこかの敷地内に出たのですが、表にでると「正宗山」と書いてありますね。
ここまで来れば観光客がちらほら見え、「瑞鳳殿」の入口方面へ来れたと感じ取ります。
瑞鳳殿
森から聴こえてくる「ほーほけきょ」というホトトギスの鳴き声に癒されながら階段を登っていくと、瑞鳳殿の入口にたどり着きます。
左手の窓口でチケットを購入して、いよいよ中に入り瑞鳳殿に向かいます。
※周遊バスのるーぷる仙台1日乗車券などがあれば、団体料金の360円
道中にある「涅槃門(ねはんもん)」も煌びやかな門で美しいです。
階段を登ると、お目当ての「瑞鳳殿」にはすぐに着きました。
伊達政宗公の霊屋である瑞鳳殿、金箔をふんだんに使った豪華な装飾はもちろんですが、とてつもなく細かい模様が芸術作品といえるほど素晴らしい美しさに感銘を受けます。まるで木々に守られているような雰囲気を感じます。
他にもいくつかの建物を巡ります。順路通りに進めば迷うことはありません。
モーツァルト アトリエ
11:28 ランチ
瑞鳳殿から徒歩20分ほど、緑に囲まれた隠れ家的カフェで優雅なランチタイム。差し込む陽光と森の景色に癒されながら、彩り豊かなワンプレートランチをいただきます。
まるで森の中でピクニックをしているような雰囲気は、女性の心をくすぐる特別な空間です。
とっても素敵な空間で大満足!
宮城県美術館
12:47 美術鑑賞
歩くこと30分、宮城県美術館(※2023年6月下旬〜閉館中)に到着。
常設展料金:一般300円
国際センター駅
14:03 地下鉄 国際センター駅
さんざん歩き回りましたが、やっと電車に乗って仙台市内に向かいます。国際センター駅、新しそうな駅ですね。
仙台駅周辺
14:10 仙台駅の周辺散策
仙台駅あたりの市街地を歩いて探索します。ホテルのチェックイン時刻の15:00までもう少し時間があります。商店街も緑が多いですね。さすが杜の都。
歩いているうちに、たまたま並んでいるお店を発見!何だろうと調べて見ると、シーラカンス最中が有名なお店とわかりました。テイクアウトの列なので、列が進むのは早くすぐに購入できました。
づんだ餅 村上屋
仙台に来たら絶対に食べたいと懇願していた「づんだ餅」。調べていた老舗の村上屋に伺います。
小さな店でイートインスペースは狭いですが、運良く空いていたので、席でずんだ餅が入った3点セットをいただきます。やっと休憩らしい足休めです。
食べ終わると、ぼちぼちいい時間になったので、ホテルに向かいます。
ANA ホリディ・イン 仙台
15:30 ホテル チェックイン
今回は初めて「ANA ホリディ・イン」シリーズに宿泊します。ANAのスーパーフライヤーズ会員になってから、一度は朝食無料サービス特典を堪能したいと考えていました。
駅から10分ちょっと歩くのが、荷物を預ける場合など不便さはありますが、数少ない「ANA ホリディ・イン」滞在を体験しに来たようなもんです。
このまま夕方まで、のんびりホテルスティを楽しみます。
たんや善次郎 別館
19:00 夕食
仙台に来たら食べたい「牛タン」。ホテルから近いお店で調べた「たんや善次郎 別館」でいただくことにします。
店前で気付きましたが、ザ!居酒屋という雰囲気ですね。あまり私が来ないタイプの飲食店です。数組ほど並んでいましたが、私はカウンターにひとりですぐに席に案内になります。
せせこましいカウンター席で落ち着かないとは思いつつ、さくっと牛タンを食べて帰るだけなので、まぁいいかという感じですね。
想像通りの牛タンが出てきましたが、味付けがかなり濃いと感じました。居酒屋で酒のつまみのためなのか、仙台の牛タンが濃い味付けなのか、疑問が残ります。
30分ほどで夕食を済ませてホテルに戻ります。
ANA ホリディ・イン 仙台
19:40 ホテル 休息して就寝
明日の天気予報が小雨なのか曇りなのか?とても微妙なところで、お天気予報をにらみながら明日の計画を練ります。
その後はお部屋でゆっくり過ごし、就寝。
仙台 女ひとり旅 2日目
仙台2日目の朝は目覚めがよくスッキリ起きます。やはりよく歩いた日はぐっすり眠れてスッキリ目覚められるのかも知れません。
ANA ホリディ・イン 仙台 朝食
8:45 朝食バイキング
前半の時間帯は団体客で混み合う予想だと、チェックイン時に伝えられていたため、後半の時間帯を狙ってホテルの朝食バイキング会場に向かいます。たいてい朝一の時間に朝食会場に向かいますが、臨機応変にします。
今回は、初めてのANAスーパーフライヤーズ会員特典を活かして、朝食無料サービスで朝食バイキングをいただきます。
バイキングの内容は、それほど料理の品数は多くはありませんが、味付けは好きなタイプ。コーヒーはお部屋に持って帰れるテイクアウト用カップがあります。食後のコーヒーはテイクアウトして、部屋でゆっくり過ごすのが定番。
欲張ってパンもご飯も食べてしまうので、当然のごとくお腹はいっぱいになります。
10:15 チェックアウト
ANA ホリディ・イン 仙台のフロントでチェックアウト、駅からちょっと距離があるのが受け取りに戻るには面倒ではありますが、荷物のバックパックを預けておきます。
2日目は松島海岸を楽しむことにします。仙台駅から電車に乗って松島海岸駅へ向かいます。
松島海岸駅
11:10 松島海岸駅 到着
それほど混んでいない電車に乗って松島海岸駅に到着。
松島の景観を存分に楽しむため、遊覧船でクルージングは絶対!と心に決めていたため、松島島巡り観光船で事前予約を済ませておいたチケットをまずは手に入れました。すこし時間を潰せばちょうどいい時間のチケットです。
出航までの時間も、港町の観光スポットを楽しみながら、効率的に過ごすことができます。
※事前予約だと100円割引になります。
松島遊覧船クルージング
12:00 遊覧船 出航
出航の時刻に合わせて、15分前に乗り場に行きます。すでに並んでいる人は少しいます。
乗るのは「仁王丸コース」で松島からぐるっと周って、また松島に戻ってくる約50分の周遊コース。
松島の海に浮かぶ、日本三景を眺めながらのクルージングです。特に印象に残った島(岩?)がこちら。右側の不思議な形のはだんだん削れていっているそうで、いつまで見れるかわからないそうです。
右側・左側と見える島々の説明がほぼ永遠に続く船内ですが、ゆったり過ごせます。
新富山展望台:穴場スポット
松島を散策します。散歩がてら、見晴らしのいい穴場スポットというところをGoogleマップで探して、向かいます。
たしかに見晴らしがよく、松島の海岸が見渡せます。曇り空で写真はかすんでいますが、目で見るともっと明るく見えています。
松島さかな市場
松島でひとりランチを食べるなら、無難そうな「松島さかな市場」に来ます。1階で海鮮丼を購入して、2階の食堂で食べるスタイル。
この日は空いていました。この後もぶらぶらしながら、日本庭園らしい庭園の園通院を見つけて向かいます。
円通院
瑞巌寺の塔頭寺院である円通院は、とても風情のある日本庭園。手入れが行き届いていて美しい。写真撮影を楽しみながらゆっくり歩いて見学します。
四季折々の花々が咲く庭園は、いつ来ても楽しめそうですね。この日は薔薇が咲き誇っています。晴れ間のおかげで明るい写真が撮れます。
松島駅から電車で仙台駅に戻り、ANAホリディ・イン仙台まで歩いて荷物を受け取りに向かい、次に泊まるホテルまで再び歩いて向かいます。
天然温泉 杜都の湯 御宿 野乃 仙台
15:50 チェックイン
2日目のお宿は「御宿 野乃 仙台」、お気に入りの和風ドーミーインの御宿 野乃シリーズのホテル。
ハムステッドティールーム:スコーン
もう夕方、スコーンの世界でマツコデラックスにより紹介された「Hampstead Tea Room(ハムステッドティールーム)」のスコーンが食べたいと訪れます。
すごく高さがあって、ふかふかのスコーン。ふわほろな食感を堪能。
スコーンが大好きなので、機会があれば食べに行きたいと思っていたので念願叶う。夕食がスコーン?という状況ですが、ひとり旅ですので自分の好きなようにすればOKです。
(御宿 野乃には夜食に夜鳴きそばがある)
天然温泉 杜都の湯 御宿 野乃 仙台
ホテルに戻って、温泉に浸かり、ゆっくり過ごして就寝します。
御宿 野乃で食べるのを楽しみにしていた夜鳴きそばをうっかり忘れていて、提供時間が過ぎて食べられませんでした。(本当にスコーンが夕食になってしまう・・)
仙台ひとり旅3日目
天然温泉 杜都の湯 御宿 野乃 仙台
9:10 朝食
朝食付きの予約で、ホテル朝食。御宿 野乃の特徴である自分で作る海鮮丼はもちろん、サラダや小鉢にデザートまでしっかりいただきます。
11:55 チェックアウト
12時チェックアウト直前までホテルの室内でのんびり過ごします。
※御宿 野乃のチェックアウト時刻は基本は11時ですが、予約プランによって変わります。
というのも、あいにくの雨となり、仙台市街地をぶらぶらして帰る計画にしたからです。
カフェ・ド・ギャルソン
12:15 昼食
カフェ・ド・ギャルソンは偶然見つけた隠れ家的なカフェですが、パリを思わせる洗練された空間が広がります。窓から外に広がるけやき並木の景観も素敵。
女性一人でもゆったりと過ごせる素敵なお店です。特にサンドイッチは、厳選された食材と丁寧な手仕事が光る一品で、カフェ利用以上の満足感が得られます。
もし、自宅の近くにこんなカフェがあったら通ってしまいそう
せんだいメディアテーク
13:15 探索
近代的な建物が目を惹きます。有名な「ケヤキ並木」の道沿いにあります。ケヤキの木はとっても背が高くて見上げると圧巻です。
展示を見て回って、図書館のベンチでちょっとだけ足を休めます。
AER 展望テラス
14:15 屋内展望スポット
仙台市内を31階から見渡せる無料の展望スポットに行ってみます。曇り空で写真がかすんでいます。
仙台の街並みをざっと見渡せる無料スポットは貴重ですね。
イタリアン・トマト 仙台名掛丁店
14:40 スイーツ
仙台の中心商店街・名掛丁散策中に見つけた老舗カフェチェーン「イタリアン・トマト 仙台名掛丁店」。
太いろうそくのような形の独創的なケーキ「キャンドルケーキ」が可愛らしくてたまらない。ホワイトチョコレートでコーティングされた中身はショートケーキ。見た目の美しさだけでなく、味も確かな一品で、ちょっとした休憩にぴったりです。
仙台駅
15:32 仙台駅
やや早めの時間に仙台駅に来ます。
仙台駅の地下のお土産を物色します。宮城県で使えるクーポンが少し残っていたので、おまんじゅうなどを購入して、新幹線のおやつにします。
もう旅の帰路。初夏の5月末〜6月の2泊3日におよぶ、仙台ひとり女子旅は終わりを迎えます。
帰りも新幹線「やまびこ」で東京の上野駅まで戻ります。
新幹線チケット情報
列車名:やまびこ148号(東北・北海道新幹線)
区 間:仙台(16時34分)→上野(18時30分)
設 備:指定席
割引等:トクだ値10%OFF
支払額:9,600円
仙台の旅を終えて感想
仙台は東京から新幹線で2時間という好アクセスながら、豊かな自然と歴史、現代的な都市機能が見事に調和した魅力的な街です。女性ひとり旅でも安心して観光できる環境が整っており、週末利用にもぴったり。ぜひ皆さんも、心温まる仙台の旅を体験してみてください。
いままで東北地方は青森県にしか行っていませんでしたが、これで宮城県も上陸できました。
日本三景の松原も見えて、これにて日本三景(松島、天橋立、宮島)の3ヶ所コンプリートも果たせました。
寒いのが苦手なので、暖かい時期にまた東北の他の県も旅してみたいと新たな願望を胸にしました。
お得なホテル予約は?
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